ラーメン創作記録#1 いち大再現(1回目)編(2024年4月27日)

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自作ラーメン

こんにちは。seiです。だいぶ時間がたってしまいましたが第1回いち大再現検証を行ってみたのでその時のレポートを投稿します。

下準備

製麺

どーも、製麺担当さばみそです。今回はいち大再現とのことで、前回の焼きそばで検証を行った麺を改善しつつ製麺していきます。

麺はオーションで加水率29%で製麺を行いました。前回が30%だったので、1%加水率を低くした感じです。

オーションを製麺したの様子

カエシ作成

カエシもさばみそが担当しました。カエシは以下の分量にて作成しました。

材料分量
醤油400cc
みりん風調味料130cc
砂糖大さじ2
味の素50g
にんにく1玉
カエシ作成に利用した醤油とみりん

材料をすべて鍋にいれて、火入れを行います。沸騰するまで火を入れアルコール分を飛ばしたら火を消し、粗熱を取って容器に移し、ひとまず冷蔵庫に保管しておきます。

豚骨スープ作成

さばみそです。今回はスープも担当します。つーか全部やん。ほかのやつら何やってるん?
それでは今回のラーメンの味を左右するスープの作成に入っていきます。豚骨やチャーシュー用の肉はネットで仕入れました。ゲンコツ、背ガラ、背脂はスープ用で、チャーシュー用に腕とバラを用意しました。

豚骨スープの材料のゲンコツ、背ガラやチャーシュー用の肉

水洗いしたゲンコツ、背ガラを沸騰させたお湯で下茹でします。

豚骨の下茹での様子

下茹でをすることで臭みやえぐみの原因になる脂やよごれを取ることができます。

豚骨の下茹でが完了した画像

下茹で完了後、タッパーにあげます。

下茹でした豚骨をタッパーにあげる

鍋に下茹で完了した豚骨と水を入れて煮込みます。普通の寸胴だと、完成までに長時間かかってしまうので、圧力鍋を利用して圧力をかけることで時短していきます。ちなみに、投入可能な量はゲンコツハーフカット4本、背ガラ3個が限界でした。そんなに大きくない圧力鍋です。

豚骨を圧力なべに投入
圧力なべに火入れ

2時間くらい加圧するとこんな感じになります。

豚骨スープを2時間煮込んだスープ

その後、髄を掘り出し、スープをさらに2~3時間くらい再加圧していきます。

豚骨の髄を掘り出す

再加圧後、チャーシュー用の肉を投入することで、肉からのうま味をスープに染み出させることができます。チャーシュー用の肉は事前に下茹でして、タコ糸で巻いておきます。このあと、背脂を投入し、もうひと焚きします。

チャーシューを投入しうまみを染み出させる

再加圧して乳化がばっちり進みました。一晩おいたのがこんな感じ。豚骨スープがばっちり完成しました。

乳化した豚骨スープ

ラーメン作成前に、上澄みのラードを多少除去してから火入れを行いスープを温めておきます。

豚骨スープに再度火入れを行う様子

あとは麺との出会いを待つのみ・・・。

完成した豚骨スープ

ラーメン作成

それではスープの準備が整ったので、らーめんいち大の再現を行っていきたいと思います。

まずは、二郎系ですので、「もやし」、「きゃべつ」、「にんにく」あたりを刻んだものを用意しておきます。また、いち大の特徴の一つであるトッピングとして、「たまねぎ」と「しょうが」はしっかりと用意しておきます。

玉ねぎ、しょうがを刻んだものを準備

前日に豚骨スープで煮込んで作ったチャーシューも切っておきます。

完成したチャーシューを切る様子

いち大のチャーシューとしてはバラの薄切りのみですが、ここはちょっとアレンジ。腕肉のチャーシューは1.5mm厚の食べ応え満点に切ります。

チャーシューのアップ

そして、もう1種類のチャーシュー、バラ。

バラチャーシューの画像

こちらもいち大は10mmあるかないかくらいですが、10mmオーバー厚切に。

バラチャーシューのアップ

いち大のバラチャーシューはあぶられているため、ここも再現ポイント。バーナーで表面を気持ち炙ります。

バラチャーシューを焙る様子

炙りチャーシュー、めっちゃうまそう。

焙ったバラチャーシューの画像

そして製麺した麺です。切刃は2.2mmを使用しました。

製麺した麺

そしてもう一種類は切刃を間違えて4.2mmの切刃を使ってしまい極太うどんの様になってしまいました。まぁオレは好みですが。茹で上がるのになっから時間かかるぅ!

切刃を間違えて失敗した麺

今回のためにテボを2つ購入しました。

テボと寸胴

それでは麺を茹でていきます。前回の製麺検証のノウハウがあるので、それに合わせて5分で茹でていきます。(後で分かりましたが、10分以上茹でたほうが良さそうです)

麺をゆでる様子

麺を茹でている間に、温めた丼ぶりにスープを作っていきます。まずは、味の素を丼に小さじ1杯投入。

丼に味の素を投入する

カエシを大さじ3杯合わせ、よく混ぜます。

丼にカエシを大さじ3いれる
丼とカエシ

スープ作成工程の最後に投入した背脂をキープしてありますでの、カエシに追加で投入してこってり感を追加していきます。

背脂の画像
丼に背脂を投入する

スープを丼に投入します。こしながら適度な量で丼を満たします。

丼にスープを投入する

不要な搾りかすなどが丼に入らないようにします。まぁこの辺は素人感満載ですが。

スープはこしながら投入する
こしながら投入するスープ

茹で上がった麺をタボでよく水気を切ります。

ゆであがった麺をタボでよく水けをきる

麺を丼に投入します。

麺を丼に投入する
麺を丼に投入する
麺を丼に投入する

ん~いい感じ。なっからうまそうです。

丼に投入された麺

スープを麺によく絡ませます。

麺にスープをよく絡ませる
麺にスープをよく絡ませる

準備しておいたもやしやタマネギなどをトッピングしていきます。

玉ねぎやもやしをトッピングする

好みに応じて背脂マシマシトッピングを施したら・・・

背脂やチャーシューを盛り付けて次郎系ラーメン完成

いち大再現の第1号完成です!!!!!!

うんまそ~~~~~~!

完成したいち大再現ラーメン
完成したいち大再現ラーメン
完成したいち大再現ラーメン

もやしは50秒の茹で時間で余熱で火を通し、程よいシャキシャキ感をだしています。

もやしはしゃきしゃき

簡単に食レポです。

麺の感じは抜群によい固さです。そしてしょうがの風味が口いっぱいに広がり、豚骨スープのこってりの主張しすぎを抑えてくれます。もやしもシャキシャキでやばうま。そして何よりチャーシュー、特に腕チャーシューの柔らかさが抜群です。見た目はバラチャーシューの方が柔らかそうですが、食べてみるといい感じのホロホロで最高にうまいです。炙りバラチャーシューも脂身の甘みが抜群に良かったです。

完成したいち大再現ラーメンのアップ
チャーシューはホロホロ
麺のアップ

おまけのまぜそば(汁なし)

まぜそばも至高だったいち大。そんな味にもまた再会したいとのみんなの要望でまぜそばも作ってみました。魚粉、かつおぶし、ねぎ、オニオンフライ、生卵でまぜそば完成です。

完成したいち大再現まぜそば

麺に生卵が絡んだ程よい固さの極太麺が自宅で食せる。なんてことだ、最高だ!

まぜそばの麺に生卵が絡まった様子

あまあま背脂も追加して最高の時間。うんまぁぁぁぁ~~~~。

まぜそばの麺を背脂マシマシにした様子

さいごに

それでは最後に振り返りでみんなの感想を。

ainaman
ainaman

初の自作二郎系としては良い感じだったと思います。ちゃんと二郎系してました!
いち大と比べるとパンチが少し足りないかなと感じました。
当日の設備の関係で火入れが不足してしまったのもありますが、乳化が弱かったと思います。
他を挙げるとすると、うま味調味料が不足していたのか?カエシがたっていなかったからか?調整点ですね。

hide
hide

(※この人は製麺失敗した超極太麺を食べていますw)麺が若干パサパサしてたかなぁ…オーション感強すぎたのでもう少し茹で時間が長いほうがよかったかも。ラーメンの麺ぽくなくなっちゃった。かたいうどん。でも二郎系が好きなので美味しかったです。1000円までなら出せるかなって感じ。

さばみそ
さばみそ

豚骨の旨みが効いて味自体は悪くなかった気がしますが、スープのラードが多く、カエシの味が効きにくいスープもありました。

最初のラード除去またはブレンダーでの強制乳化するともっと美味しくなったと思います。

麺の硬さは一大よりボソボソになりました。製麺時間と茹で時間のバランスを研究するべきだと思う。

ikatt
ikatt

一番に感じたのがすごい脂だった。スープの上1cmが脂だった。それによって全体的に麺がぎっとぎとになり、外で作っていたのもありスープ温度が低く脂がスープと分離してしまっていた。ただ、いち大のスープとは全然違うものではあったがスープの味としては悪くなかった。麺は焼きそばの時の方がよかったな。ボソボソしちゃってた。作る環境もしっかりと考える必要あるかな。

sei
sei

自分が食べたときの感想を包み隠さず正直に。「うっす、そして、脂っこすぎ」って感じ。スープはうすくコクもないのでカエシとスープは改善点かなと思った。ただそれ以外は満足です。麺は焼きそばのときの方がよかったが、しっかり二郎系だし味も悪くないです。特にチャーシューが最高でした。そして何より自宅で自分たちで作った二郎系ラーメンが食べられたってことに感動です。

ひとまず第一回を終えて、自分たちはまだまだ学ぶべきことがあるなと感じました。それよりも、実際に自分たちでラーメンを作ってみると「あぁ、ラーメン一杯作るのになんて手間がかかって大変なんだ!」と言うのを明確に体感でき、ラーメン一杯に1000円も払えねーって思っていた自分が恥ずかしくなりました。ラーメン屋を営むすべての人に感謝と尊敬の念を抱き次のステップに進んでいきたいと思います。

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